公約通り?なぜモイーズは香川を先発起用したか
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公約通り?
それとも…
欧州CLが開幕。マンUはホームでレバークーゼンを42で下し、好スタートを切った。
この試合に香川はスタメン出場。後半26分までプレーした。モイーズ監督の元、初先発。フル出場こそなく、後半にはボールを失うシーンもあったが、まずまずのプレーを残した。
モイーズがこの試合で香川を先発起用した理由を考えてみると、以下、いくつかがあげられる。
1、公約通り。(リーグ開幕後、「これから起用する」と話していた)
2、欧州CLでは、香川タイプの選手が必要と考えている
3、9月の代表戦を終えて、香川のコンディションが戻った(その後、軽いインフルエンザにはかかったものの…)
4、他選手のコンディションがよくなかった
5、先のリーグ戦で起用してきた選手を休ませたかった
6、スポンサー関係を考慮して
これくらいだろうか。
前三つはポジティブな、後ろ三つはネガティブな理由だ。
だが、試合の重要性、相手のレベルなどを考えると、ポジティブに考えていい気がする。なにしろ、欧州CLであり、レバークーゼンが相手なのだ。
今後の起用については、もちろん、香川がこの試合でどのような活躍を見せたかが影響する。ゴールが一番わかりやすい結果だけに、4得点も入ったのだから、香川ゴールがあれば最高だったのだが、コンディションがまだ万全とはいえないように見受けられる今は、まだ我慢の時期か。
この試合を受けて、モイーズ監督はどう考えるのか。
今後も、先発で起用され続けるのか。
まずは、リーグ戦でも先発起用されてほしい。
そして、コンスタントに起用されていってほしい。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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