ミランの欧州CL本戦出場は本田獲得にどう影響するか？
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール！
小松英之の連載がブログで紹介されました！
欧州ＣＬの最終予選のセカンドレグが行われ、ミランはホームで３—０でPSVを下し、２戦合計４—１で本戦出場を決めた。
ミランといえば、当然本田の移籍が気になるところだ。欧州CL本戦出場は本田獲得にどう影響するか。以下の2点において、ミランとしてはこの夏に本田を獲得したいはずだ。
まず、当然、ミランとしては欧州CL制覇を目指すだろう。その上で、戦力強化はかかせまい。単にいい選手を入れるというだけではなく、選手層を厚くするのも大事な強化だ。欧州CLで強豪と戦うときはベンチに座る選手でも、同じ週にリーグ戦があるとき、ましてやそのリーグ戦の相手が格下のとき、そんなときは主力選手を休ませたい。それも含めての欧州CL対策なのだ。もちろん、本田が欧州CL強豪相手のときはベンチ要員だと言っているわけではない。選手層の厚さ強化という意味だ。
また、本戦出場を決めたことで、賞金獲得の目途もつきやすい。
欧州CLは本戦に出場するだけでもいい額の賞金がクラブ収入として発生する。本田は日本ではスター選手。本田獲得による収入効果はクラブも当然計算しているだろうが、そこへ追い風のように、欧州CL本戦出場を決めた。資金的な苦しさが軽減すれば、本田の今夏獲得が加速すると思うが…
ミラン側は相変わらず「CSKA次第」という姿勢を崩していない。
CSKAは来年1月のただ移籍を容認するのか？？？
移籍市場は間もなく閉まる。
（筆：小松英之）
小松英之（こまつひでゆき）
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一（当時）、静岡学園などの試合を見て育つ。Ｊでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア：マンＵ（香川移籍後）、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ：バルセロナ
セリエ：ユベントス、ローマ。
【中国Ｃリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
０８年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
０９年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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