【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

中国杭州の岡ちゃん苦悩に夜も眠れず?

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

Cリーグ第21節 岡田杭州(H)11上海申鑫

<岡田杭州現在の順位>

9位 6勝8敗7分 勝ち点25

「どうせ今日の結果が不満で眠れないだろうから、今夜は徹夜して選手起用について考えようかな」

試合後の記者会見の最後で、やっと冗談が出た。

それまでは終始、厳しい表情であった。

ホームで前半から先制される展開。試合後の会見で岡田監督が「ホームの試合で勝ち点3を取らなきゃいけないのに、どうしてあんなに消極的なのか、理解できない」と自チームについて語ったほど前への意識が少ない前半だった。

後半になんとか同点に追いついたものの、ホームで勝ち点1。

この結果と前半の消極さが不満で、試合後会見の岡田監督は終始不機嫌そうであったが、「以前の低調なチーム状態だったら、今日のような試合を落としていた。それが、今日はみなががんばって勝ち点1を獲得した。そう考えれば、この結果はまだ受け入れられる」と最後はやっと前向きな発言となった。

しかしながら、中国国内のレギュレーションで、杭州のU-20チームが国内の大会に参加するため、起用できる選手の数が減ることに話が及ぶと、「カードの累積や怪我で試合に出場できない選手がだんだん増えている」と語っていた岡田監督は、冒頭のようにコメントし、記者の笑いを誘った。

残り10試合を切って、勝ち点25の9位。

ACL圏内となる3位の北京は勝ち点34。

と同時に、降格の危機もまだ消滅していない。

ここからが勝負のとき。

這い上がるか。

ずるずる引き下がるか。

監督の腕の見せ所だ。

(筆:小松英之)

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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