ザックが世論に反論?前日会見にて
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
ザックが世論に反論??
ザック監督のコメントに、世間一般に論じられている内容への回答(もしくは反論?)が目立つようになってきた。
コンフェデ前は、メンバーを固定しすぎるというザック監督に対する世論に反論するように「私はメンバーを変えないようだから(笑)」と皮肉のようなコメントを発していた。
そして、今夜のウルグアイ戦についての会見でもまた、反論!?が飛び出した。
コンフェデで見せた失点の多さに対しては、
「より多くの得点を狙うチームには、それだけ失点が伴うもの。それだけの話」と語った。攻撃的サッカーを標榜するザック監督。コンフェデでは、強豪相手に守るサッカーをせず、攻撃姿勢を貫いた結果、負けた。それだけに、失点の多さ、DFに関する世論には、簡単には納得していないのかもしれない。
また、メンバーを固定しすぎという批判に反論してか、この会見でも「これまでに32人もの新しい選手を試している」と語った。最終的に試合に出る選手は固定が目立つが、しかし、代表合宿には新しい選手を呼んでしっかりと見ている、ということを言いたいのだろう。
いずれにしろ、東アジア杯を経て、初めての代表戦。
注目はやはりC大阪の柿谷だろう。前田、ハーフナーが招集されていない中、スタメン起用の可能性が高い。ぜひとも活躍して、「スタメン固定」が目立つザックジャパンに、新たな風を吹き込んでもらいたい。
注目だ。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!