【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

いよいよ大詰め?CSKAとミラン

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

「早く決まってほしい」

多くのサポーターがそう思っているのではないか。

本田のミラン加入である。

報道は二転三転。

1月移籍なのか、今夏なのか。

移籍金の開きはどうなるのか。日本企業のスポンサーが介入するのか。いったいどれが真実で、どれが駆け引きなのか、情報が多すぎて混乱する。

しかし、整理してみると、意外にシンプルなのかもしれない。

まず、本田個人とミランでは年俸などで合意しているのだから、後はクラブ間交渉であるということ。

次に、クラブ間交渉では当然、移籍金の額が焦点になるが、CSKAの要求額とミランの支払い額に大きな差があるということ。CSKAは当初よりは要求額を下げているようだが、ミラン側は200万ユーロという金額を変えてはいない。

ということは、このままでは、今夏の移籍はないということだ。

今夏の移籍を成立するためには、ミランが移籍金を上積みしなければならない。では、その上積みをどこから引っ張ってくるのか?

ここが現在の焦点である。

ボアテングの放出。

日系企業のスポンサー。

現実的なのは、このふたつか。

この二つについて、決定的な報道はまだなされていない。

だが、イタリアの複数メディアが報じたところによると、本田側の代理人が18日にはモスクワ入りするという。目的は当然、今夏のミラン移籍について話し合うためであろう。それも、単純に「200万ユーロで移籍させて」などと言うはずがない。それでCSKAが首を縦に振るわけがないからだ。ということは、なにかしらの策を持っているに違いない。

ということは、今回のモスクワ訪問で今夏か、1月かが決まる可能性が高いのではないか。

まずは、本田の代理人がどんなアイデアでCSKAと交渉するのか。

その報道を待ちたい。

(筆:小松英之)

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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