【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

若手を積極育成する岡田杭州にチャンス到来か

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

ACL出場圏

リーグ1位と2位&カップ戦優勝チーム。

リーグ3位のチームはACLをかけたプレーオフ

<岡田杭州

第16節の結果…杭州(A)22長春

第16節までの成績…4勝6敗6分 勝ち点18 順位10位

アウェイで2点差をつけられてから、追いつく展開の試合。

これは評価できる。

前半開始早々のわずか3分で失点を許したのは少しいただけないが…さらに前半18分にも失点し、このままずるずるいくかと思われた前半30分、ルカのゴールで1点を返した。これが大きかった。

守備をしっかり立て直した後半は失点を許さず、71分に同点ゴール。引き分けに持ち込み、アウェイで貴重な勝ち点1を獲得した。

だが、まだまだ戦況は厳しい。

特に、前節、ホームで大連に負けたのが痛かった。ホームで勝ち点3を取れるチャンスだったが、結果、勝ち点を奪えず、現在順位は10位。たらればをしたところでどうにもならないが、もしも大連戦を勝っていれば、順位は3つ上がって7位になっていた。

さらに、厳しいことに、順調にBEST8まで勝ちあがったカップ戦では、なんと次に広州恒大との対戦が決まってしまった。もちろん、負けが決まったわけではないが、できれば、もう少し後で当たってほしかった…

ACLを目指すうえで、リーグ戦ではホームでの勝ち点3、アウェイでの最低1をしっかりキープすること。そして、カップ戦では広州恒大を倒すこと…こちらは困難だが、しかし、勇気をもって挑むしかない。

岡田監督は「この熱い気候の中で、試合が密集しており、選手起用もいろいろ考えざるを得ない」と語っていた。チームの総合力がものを言う時期に入ってきた。しっかりと若手を育てている杭州にとってはチャンスの夏だ。

ACLを目指して。

岡田杭州の戦いは続く。

(筆:小松英之)

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!