CSKAのGM「本田に助けてほしい」
(小松英之が音声で振り返るメキシコ戦はこちらから)
今夏か、来年1月か…。
CSKAが頭を痛めているのは時期だ。
本田の意向は移籍。CSKAも「適切なオファーがあれば」という条件付で容認している。
しかし、問題は時期だ。
この夏なら、移籍金を獲得できる。だが、移籍金の設定が高ければ、そしてCSKAがそれを下げる気がなければ、今夏は売れない。
しかし、来年1月だと、もう移籍金は取れない。
本田なら少なからず移籍金を取れる。それをわざわざ無料で出すというのは、ビジネスの面から考えれば、道理はない。
ただ、チームは来季、欧州CLに出場する。
本田は大きな戦力。CSKAのGMも片方では「欧州CLでは本田にチームを助けてほしい」と本田を今夏で放出させたくない心境があることを明かした。
だが、繰り返しになるが、それでは移籍金は取れなくなる。
CSKAも頭を痛めているのだ。
ミランとのクラブ間交渉が今週中には始まるという報道もあった。
その交渉次第で決定するだろう。
まだまだ本田の去就から目が離せない!
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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