本田→ミラン 岡崎→マインツ か？
（小松英之が音声で振り返るメキシコ戦はこちらから）
コンフェデで3連敗したものの、イタリア戦でいいプレーを見せるなど、日本人選手にも少なからずスカウトたちの注目が集まっているようだ。
もっとも、本田のミラン行きは今に始まったことではない。それに、日本代表の中でも一番の注目株であるがゆえに、いわゆる「飛ばし」記事が多いのも事実。ついには現在ロシア代表監督を務めるカペッロ氏の側近なる人物まで現れて、「本田はミランへ行くだろう」などと語っているらしい。情報の錯そうもここまでくると思わず微笑んでしまう。
それに比べると、まだ可能性が高そうなのが岡崎に関する記事だ。
現在、シュツットガルトに在籍している岡崎をリストアップしているのは、同じドイツのマインツだという。岡崎に関しては、イングランドのクラブも注目という報道もあったが、具体的なクラブ名は出ていない。
シュツットガルトでは出場機会が減っている岡崎。マインツが主力として迎えるならば、ありえない選択肢ではないだろう。特にこのタイミングでの移籍は、出場機会がとにかく大事になる。W杯まであと一年しかないからだ。来シーズン、所属クラブで出場機会が減ると、W杯にまで影響が及んでしまう。
今のところ、この二人にしか目立った報道は出ていない。コンフェデ自体がまだ終わっていないから、というのもあるだろう。今夏、日本人選手にどれだけ移籍の動きが出るか。そして、本田の行き先は…？？
注目だ。
（筆：小松英之）
小松英之（こまつひでゆき）
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業（当時）や清水東、東海第一（当時）、静岡学園などの試合を見て育つ。Ｊでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア：マンＵ（香川移籍後）、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ：バルセロナ
セリエ：ユベントス、ローマ。
【中国Ｃリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
０８年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
０９年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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