ザックはなぜ控え組を使わない?
メキシコ21日本
メキシコ戦を改めてブログで振り返ってみようと思う。
(小松英之が音声で振り返るメキシコ戦はこちらから)
出場停止の長谷部を除けば、吉田→栗原、内田→酒井宏樹を変えただけだった。清武、中村、酒井高などは先発しなかった。
しかし、レギュラー陣はコンディション的にもモチベーション的にも、イタリア戦で終わっていたのだろう。凡ミスも目立ったし、イタリア戦を再現しようとする姿勢は見られたが、体がついていってなかった。
ザックはなぜ、控え組をなかなか使わないのか?
メキシコに勝ちに行ったとも取れる。控え組中心で負けた場合と、レギュラー陣を先発させて負けた場合、当然試合後の評価は変わってくる。もしくは、メキシコ戦は消化試合ではないことをメンバー的に見せたかったか。
だが、メキシコ戦の前に言っていたが、「先発メンバーは(イタリア戦後の)ここ2日のコンディションを見て」とのことだった。コンディションを見て、あのメンバーを先発したのだろうか?ちゃんとコンディションを見抜けていたのだろうか?
結果的に3戦全敗に終わったコンフェデ。
監督、選手、チーム、協会。それぞれが今大会の総括をすることだろう。ザック監督の選手交代については、どのような評価と総括がなされるのだろうか。
いずれにしろ、来年までに改善してほしい部分のひとつだ。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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