【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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Cの意地を見せ広島を撃破した北京

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

北京21広島

北京がCリーグの意地を見せた。

北京はCでも有数の強豪チームで、ACLも常連だ。ここ数年は広州恒大にCリーグトップの座を譲っているが、北京ほど毎年毎年、連続して優勝争いに絡むチームは決して多くない。安定感のある強さを持ったチームだ。

ホームの北京は押しまくった。攻めて攻めて攻めまくり、北京のサポーターを熱狂の渦に巻き込んだ。しかし、その熱狂がため息に変わったことがなんどあったか。それだけ、広島の守備は素晴らしかった。

スコアこそ21だが、北京がそれ以上にゴールを決めていてもおかしくない展開だった。北京にとっては、決定力を高めて、もっと楽に勝てるようにしていくことが今後の課題だろう。一方の広島は、後半、1点を返して同点としたとき、「素晴らしくチームに一体感があるな」と感じた。惜しむらくは、簡単にボールを相手に渡してしまう、奪われてしまうシーンが多かったことだ。

私は昨日まで北京にいた。もしも北京の試合が12日に行われていれば、工人体育場にまで足を運んで、現地観戦できたのだが…こんないい試合はそうそうない。それだけに、スタジアムで北京サポの熱狂に包まれながら、観戦したかった。北京が勝っただけに、試合後の燕京ビールがさぞかしおいしかったことだろう。そこに北京名物の北京ダックでもつければ、最高の夜だ。

SOHUオンラインのライブ中継の解説者は、「Jリーグ王者を破ったことは、北京だけでなく、Cリーグ全体にとって自信になるはずだ」と語っていた。それだけ、中国は日本のサッカーレベルが高いことをよく認識している。前節では広州がホームで浦和を破り、今節では北京が広島を破った。Cリーグのレベルが着実にあがっていることを感じる。

いずれにしろ、いい試合を見せてくれた両チームに感謝である。

<筆:小松英之>

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