マンU敗退で問う3つの「なぜ…」
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
欧州CL マンU12レアル
「なぜ…」
この試合には、私的に3つの「なぜ」があった。
まずはスタメンを見たときだ。
香川のベンチスタート。
もちろん、「なぜ」の理由は、前節のリーグ戦でハットトリックを達成したからだ。だが、これはまだ解釈できる。たとえば、戦う相手が違いすぎる。大会の性質が違う。経験者を使いたい、などだ。実際、私も香川ベンチを見て、自分の中でその理由を探して、上記3つが主な理由であろうと感情的に自分を納得させた。
次に、ルーニーのベンチスタート。
こちらはその理由を探すのが難しい。コンディションくらいしか思い浮かばなかった。しかし、試合を見てみれば、昨日のマンUはよかった。ルーニーがいなくとも、だ。だから、後半で相手に疲労が見えてきたときにルーニーを投入することで、レアルの息の根を止めに行く、そういう起用法なのかな、とこちらも自分で早い段階で納得させた。
ただ、残念ながら3つ目の「なぜ」ですべてが変わってしまった。
もちろん、ナニのレッドカード一発退場である。
クラシコでバルサに2連勝してオールド・トラフォードに乗り込んできた今のレアルを、10人で止めろというのは難しい。そのうえに、モウリーニョの采配がずばり。ナニが退場してすぐさま投入したモドリッチが同点ゴール。そして、レアルにはこの男がいた。Cロナウド。古巣のホームスタジアムで、その古巣を沈める一発。
ナニのプレーについては、「あれはイエローが妥当だ。レッドではない」とだけ、述べておこう。なぜなら、マンUはもう敗退したのだから…
それにしても…
香川の出場はなし。
ルーニーも73分からやっと登場。
ナニの一発退場。
もう、今季の欧州CLでマンUが見られない(当然香川も)。
なんとも後味の悪い結果となってしまった。
<筆:小松英之>
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