本田の現状を推測してみた
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
CSKAモスクワの本田がスペインでのチーム合宿を離脱している。
これまでの報道を総括すると、昨年九月に手術したヒザの定期健診のための離脱であり、新たな怪我ではないという見方だった。本田の手術を担当したのはバルセロナの医者。そのため、本田はバルセロナで定期健診のために滞在しているとのことだった。
しかし、定期健診の割には滞在が長いことが気になっていた。本当に問題がなければ、1週間もあればすぐにでもチーム合宿に合流するはずだ。ロシアリーグはウィンターブレイクを終え、3月9日には再開されるからだ。
しかし…。
本田が一向にチームに合流しない。そんな心配が高まった頃、JFAから本田に関するコメントが出た。原技術委員長だ。だがそれも、具体的なものは何もなかった。原委員長のコメントは「定期健診だと聞いている。特に問題ないのでは」と推測の域を出るものではなかった。
そのため、チームの3次合宿には合流すると見られていたが、果たして…3次合宿が開始されても、本田はいなかった。まだバルセロナにいるという。
本人またはクラブの正式なコメントがないためあくまで推測するしかないが、3月9日にリーグが再開するにもかかわらず、まだ合流していないというのは異常事態だろう。古傷であるひざの状態が悪くとも、少なくともチームには合流して、別メニューで調整するのは通常だろう。
今月の本田は2月6日に日本でラトビア戦(親善試合)に出場し、その後、チームに合流して2月11日に合宿地のスペインでクラブの国際親善試合に出場している。ということは、怪我もしくは古傷の悪化があったとしたら、ラトビア戦ではなく、11日の試合か。実際、この試合後、バルセロナへ行ったままだ。
リーグ再開がさらに近づけば、クラブもしくは本人もコメントを出さざるを得なくなる。その時、「怪我でリーグ再開戦は出場不可」というニュースは聞きたくない。さらに、「3月26日のW杯アジア最終予選ヨルダン戦も出場は厳しい」となれば、泣きっ面に蜂だ。しかも、今夏はCSKAからの移籍、更にはミランに内定済み?との報道まである。
どうかこの大事な時期。
怪我ではなく、順調にリーグ再開を迎えてほしい。
<筆:小松英之>
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