【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

赤字経営をいかに解消させるか

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

最近、とあるサッカージャーナリストさんのメルマガ(有料)で、Jリーグ各クラブの財務状況を会計士さんが分析するという内容があった。

非常に興味深い内容だった。

2013年からクラブライセンス制が導入されるJリーグ

導入後は、3期連続赤字ならリーグ参加が認められなくなるという制度だ。

クラブにとってはかなり厳しいハードルであろうが、クラブ破綻やプロ野球のような放漫経営を放置するような事態にならないと考えれば、厳しい制度の導入もやむをえないのかもしれない。

そんな折、Jリーグが11年度の全38クラブの経営情報を開示した。

J1のクラブを見ると、経常で単年度赤字クラブは8。

前年度が10だというから、2クラブが黒字に転じたことになる。

これは素晴らしい結果だ。

浦和の数字を見ていくと、前年比で減収にはなったものの、依然として素晴らしい財務状況を保っている。このあたりはさすがというべき。

しかし、Jには単年だけでは見えてこない数字がある。

それはもちろん、累積だ。

Jリーグ参加時からの累積を見れば、まだまだ赤字が多いところが多いはずだ。それを毎年、スポンサー契約などで補いつつ、少しずつ利益を出して負債を消していくしかないのだが、不景気で大型スポンサーが飛んでしまえば、すぐに赤字に転落、という危機的状況にあるクラブも少なくないという。

はっきりいって、サッカーに生々しいお金の話は持ち込みたくない。

持ち込んでも嫌な気分にならないのは、選手の年俸(それも高いほうの)と移籍金くらいだ。

だが、良好な財務状況なくして、サッカークラブの運営もありえない。

ここは嫌でも、現実を見つめていくしかない。

<筆:小松英之>

BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!