佐々木監督の2位狙いは正当か、卑怯か?
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
賛美と批判。
昨日の試合に関して、真っ二つの評価に別れた。
賛美の声を拾ってみると、
「アメリカやフランスとの対戦を回避するのは当然」
「会場移動の負担をなくすことで、メダルへ準備を整えた」
「主力を温存できた」
「控えの選手もピッチに立てた」
など。
批判の声をあげてみると、
「フェアープレーの精神はどこへいった」
「佐々木監督は策士に堕した」
「どんな時でも勝ちに行くのがスポーツマンシップではないのか」
「試合を見ていてつまらなかった」
などだ。
はっきり言ってしまえば、どちらも正論である。
強いて言えば、見る側の価値観の違いか。
だが、選手と少年少女に謝罪した佐々木監督の姿勢は評価が高い。
五輪は子供に夢を与える場だからだ。
だが、それと共に、五輪は女子サッカーにおいては究極の勝負の世界でもある。そのバランスを考えた上で、たとえ昨夜の南ア戦が故意の2位狙いだったとしても、メダルを獲得することで、すべての批判を跳ね返そう。そんな風にも見える。
ただひとつ思うのは、世界の舞台で「わざと2位を狙いにいける」という事実だ。なでしこの世界の中での位置を再認識させられた試合だった。
<筆:小松英之>
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