【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

【川島は何を思うか】コラム:クアットロディチ第三十回

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

 日本代表は6月7日、横浜国際総合競技場キリンカップサッカー2011第2戦、チェコ代表戦を行う。

 

 チェコ・スロバキア時代はW杯準優勝の経験を持つ強豪国で、かつてはバベル・ネドベド氏(ラツィオユベントスなどで活躍)など、攻撃的なタレントを多く抱えていたが、現在はチェルシーに所属する世界№1の呼び声高いGKペトル・チェフなど、守備陣に名手が揃うチームだ。目下、プレミアリーグ、ウエストブロミッジなどへの移籍が噂されている日本代表GK川島永嗣(リールセ)はこの世界最高の守護神との対決を非常に楽しみにしており、自身のプレーを見せたいと意気込んでいる。

 日本の前に立ちはだかるであろうチェフはフランスの強豪レンヌなどを経て0405シーズンにチェルシーに加入した。 当時から196センチという長身もあり、評判はあったのだが、まだ22歳という年齢もあり、どのくらい世界最高峰のプレミアリーグでやれるのかは半信半疑で見られていた。しかし、当時チェルシーを率いていたジョゼ・モウリーニョ(現レアル・マドリー指揮官)に導かれた ブルーズは見事プレミアリーグを制覇することになる。 この時樹立した15失点というシーズン最小失点記録は驚異的な数字であり、チェフの力なくしては成し得なかった記録と言えるだろう。

 また、彼は2006年10月14日のプレミアリーグ、レディング戦で相手FWスティーヴン・ハントと交錯した際に頭蓋骨陥没骨折という重症を負い、一時は意識不明の重態に陥り、選手生命が危ぶまれた事もあった。 スキルはもちろんのこと、ゴールを狙ってスパイクや頭を出してくる相手攻撃陣に対し、ゴールを守るため飛び込んでいかなければならないのがGKというポジションだ。 何よりも勇敢さが求められる。今でこそトレードマークとなったチェフの”ヘッドギア”だが、これは彼の勇気を表す「勲章」とも言えるのではないだろうか。

 イングランドはGKというポジションに対して理解が深い国と言われる。 古くはピーター・シルトン 、ゴードン・バンクスデビッド・シーマンなど数々の名選手を輩出してきた。

チェフがプレミアリーグで世界一という名声を築き上げたのは間違いないだろう。

 

 選手寿命が短いと言われるサッカー選手の中でも元イタリア代表GKディノ・ゾフや先日引退を発表したマンチェスター・ユナイテッドの元オランダ代表GKエドウィンファンデルサールなど、40歳を超えても一戦で戦い続けることが出来るのがGKというポジションだ。 長年のキャリアの中で積み重ねてきた経験、読みが大きくモノを言う事がある。

 川島は現在28歳と選手として最も脂の乗り切った時期。今、プレミアリーグでプレーするということは日本代表にとっても大きな財産になる。

 レンヌというヨーロッパの中では中小レベルのクラブからメガクラブへと駆け上がっていった”先輩”と同じ道を川島はたどれるのか。 チェコ戦、偉大な名GKを前に、川島は何を思う。

<筆者紹介>

中島雅淑 1983年 9月5日生まれ

19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998 中学校のサッカー部に所属。 

1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。 

2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球スポニチの取材補助を経験。

2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

<エピソード>

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場グランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。

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