【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【裏を返せば… 】コラム:クアットロディチ第二十六回

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

残念だ。 日本代表が7月に開催される南米選手権の参加を断念した。

 

 東日本大震災の影響に伴い、本来中断期間中だったこの時期にJリーグを行わざるを得ず、招待参加のため、海外組も召集拘束力がない。一時は大学生メンバーを送り込むなど、最後まで努力を重ねたが、選手が揃わねばどうにもならない。誰も責める事はできないだろう。

 誰しもが、世界最高プレーヤー、FWリオネル・メッシバルセロナ)率いるアルゼンチンとの対決を見たかっただろう。 しかし、筆者は個人的には今回の判断はある意味「英断」だったのではないかと思っている。

 スケジュールを切り詰めて長時間のフライトの末、南米に行って激しい戦いを行う。ましてや欧州戦線は終了したばかりでほとんどオフもない。 ”日本の復活”をアピールするために乗り込んだ大会で負傷をしてしまっては目も当てられない。いい休息期間だと考え、個々がそれぞれのクラブで鍛錬を積む期間として欲しいものだ。

 何より、今回欧州の各クラブが選手派遣に難色を示したということは、それだけ日本人選手の力が認められてきているという何よりの証である。

 

 クラブ首脳も「来シーズンの土台を固めるこの時期に抜けられては困る」と口々にコメントしているし、そう悲観することばかりではないということだ。

 

 移籍市場がどうなるか、この時点では分からないが、このまま現在のクラブにとどまり続ければ、慌ただしくクラブに合流した昨夏よりも、地に足をつけて有意義なキャンプを送ることを出来るのではないだろうか。MF本田圭祐(CSKAモスクワ)が語るように「個の成長」も日本代表がもう一段階ステップアップするための重要な要素の一つである。

 とはいえ、そう悠長なことも言っていられない。9月からは2014年ブラジルW杯予選が始まる。

 「3次予選くらい大丈夫」などといった油断や慢心はよもやないとは思うが、日本はアジアカップから全くコンビネーションの熟成が出来ていない。この点では他国に大きく遅れを取っている。ザックはこの状況にどう立ち向かうか。

 フランスやイングランドですら、過去にはW杯予選で涙を呑んできた過去があるのだ。”国家の代理戦争”は何が起こるか分からない。

 予選まで残されたテストマッチは6月のキリンカップと8月に行われる韓国との壮行試合のみ。 いつも以上の危機感を持って臨まないといけないだろう。

<筆者紹介>

中島雅淑 1983年 9月5日生まれ

19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998 中学校のサッカー部に所属。 

1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。 

2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球スポニチの取材補助を経験。

2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

<エピソード>

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場グランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。

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