【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【Jリーグ再開へ、2つの提言】コラム:クアットロディチ第二十一回(1of2)

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

 4月23日からJリーグが再開される予定だ。

 

 しかし、現在ホームのユアテック・スタジアムをはじめ各地が甚大な被害を受けているベガルタ仙台は、関東のクラブに練習場を提供してもらい、調整を行っているという現状だ。 地震発生から1ヶ月あまりということもあり、仙台だけ開催を遅らせるというプランも出ていたほどだ。

 

 同じく、今回の震災で被災地となった、鹿島アントラーズ。 彼らもホームのカシマスタジアムが一部損壊しており、観客への安全面の配慮からしばらくは同競技場でのゲームは行わないという発表もされている。

 

 しかし、彼らの場合は元々国立競技場が「準ホーム」となっていた時代もあり、既に同競技場でACLのゲームも行われている。同じ関東地方ならスタジアムの修復が終了するまでは代替開催することに問題はないだろう。

 問題は仙台の場合、連日報道されている被災地の状況を見る限り、まだまだ多くの地域がライフラインすらまともに復旧していない状況で、先日起きた震度6強の余震はそれに追い打ちをかける形となった。同じ仙台を本拠地とするプロ野球東北楽天と4月29日に本拠地ユアテックスタジアムでの開催を目指しているというが、いかに被災者の復興を後押しするため、活気を与えるためとはいえ、時期早尚ではないだろうか。

 まず考えなければならないのが「ファンあってのプロスポーツ」だということ。現状でお金を払って試合を見に行くという人がどれだけいるだろうか。 まだまだ復旧作業など、他にやるべきことがあるというのが正直なところだろう。

 しかし、何も仙台に試合を開催するなと述べているわけではない。ひとつのプランとして、プロ野球阪神タイガースが夏の全国高校野球開催期間中に行う、「ロード」のように長期遠征を行う、ということを検討するのも一つだろう。遠征が続けば不公平感がぬぐえず、様々な反対意見も出てくることだろう。

 しかし今回起きた未曾有の大地震、どのような方策を採ろうとも完璧に公正なやり方などない。 人々の生活が落ちつき始めた頃に様子を見ながらホームゲームを開催した方が良かったのではないだろうか。 東北の人が本当に「今」ホームゲーム開催を望んでいるのかは、疑問が残る。

 もう一つは二転三転した日本代表の南米選手権参加問題だ。 南米サッカー連盟のバックアップなどもあり、”オール海外組”で臨む事となる見込みだが、元々はJリーグ中断期間中に選手を派遣する予定だった。

 

 しかし、今回の中断により、同選手権開催期間中にJリーグ第26節を消化することになり、このため当初は参加を辞退する意向も示していた。

 

 しかし、”自粛”することばかりが正しいのだろうか。

(続く)

<筆者紹介>

中島雅淑 1983年 9月5日生まれ

19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998 中学校のサッカー部に所属。 

1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。 

2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球スポニチの取材補助を経験。

2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

<エピソード>

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場グランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。

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