【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【だが、まだ試合は終わっていない!!-ベスト8に潜む魔物-】コラム:クアットロディチ第二十回(1of2)

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

 衝撃の結末だった。4月5日、6日に行われた、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ。 他の3試合がおおよそ順当な結果に終わる中、ホームにシャルケを迎えた前回王者インテルは、まさかの2-5の大敗。サンシーロが凍りついた。

 前半1分という早い時間帯にセルビア代表MFスタンコビッチがハーフェーラインの付近からクリアボールをダイレクトで叩き込むという凄まじいゴールで幕を開けたが、汚名返上とばかりにドイツ代表守護神のノイアーが度々訪れるピンチをファインセーブで凌ぐと、インテルに離されまいとシャルケが食らいつき、2度追いつき前半を折り返す。

 

 後半7分にインテルルーマニア代表DFクリスティアン・キブに一枚目のイエローカードが提示されている。 直後の8分にはシャルケに3点目が生まれる。元スペイン代表FWラウル・ゴンザレスの、同大会通産70得点目となるゴールが飛び出し、この試合初めてリードを奪う。さすがはこれまで数々の国際舞台を経験してきた男、勝負所を心得ている。体力が衰えても彼の経験がチームにもたらす力は計り知れない。 さらに、後半17分にはキブに2枚目のイエローカードが出て、インテルは一人少なくなる。後半30分にシャルケエドゥのゴールが突き刺さり、ゴールショーは締めくくられた。それにしても一体何が起こったのだろう。

 シャルケ側に関しては、この試合だけを見るなら、監督交代による悪い面は顔を覗かせていない。試合後、日本代表DF内田篤人がコメントしていたように、誰が見ても「格上」と分かるインテルに対し、チーム全員が90分間ハードワークし続けた。インテルは、ディフェンス面など、どこか「スキ」があった。 小さな差が 90分の中ではこのような結果になった。そういったところだろう。

 それにしても敗因の一端はインテルのキブだろう。この試合の直前に行われたミラノ・ダービーでも一発退場を食らっているし、このゲームでも彼が退場したあとに、応急手当のようにハルジャを削ってコルドバを投入する始末。 ビハインドを追いかける立場だから本来攻撃的な選手を投入するためにカードを残しておかなければならないのに、キブのために全ての計算が狂ってしまった。セリエA第24節のローマ戦では暴力行為が発覚し、試合後に4試合の出場停止処分を科せられるなど、気性の荒らさが完全にチームに悪影響を及ぼしている。

 しかし、ここでレアル・マドリーの指揮官、ジョゼ・モウリーニョのコメントを紹介しつつ、インテルの逆転の可能性が0ではないということをお伝えしたい。

(続く)

<筆者紹介>

中島雅淑 1983年 9月5日生まれ

19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998 中学校のサッカー部に所属。 

1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。 

2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球スポニチの取材補助を経験。

2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

<エピソード>

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場グランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。

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