【ベスト８組み合わせ決定！！UEFAチャンピオンズ・リーグ】コラム：クアットロディチ第十九回（1of3）

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール！

小松英之の連載がブログで紹介されました！

　18日、スイス・ニヨンのUEFA本部で、UEFAチャンピオンズ・リーグの組み合わせが決定した。どのカードも見どころ満載で、まさに欧州№１クラブを決めるにふさわしい。

　「判定に助けられた」と揶揄される意見がある一方、スペイン代表MFチャビ・エルナンデスが試合後にコメントしたように「２ndレグではアーセナルのシュート数を０に抑え、試合を完全に支配した。正当な結果だ。」とバルセロナの勝ち抜けは「必然」だったと述べ、批判的な意見に反論した。次なる対戦相手はウクライナの伏兵、シャフタル・ドネツク。１回戦でローマを２試合とも破っている、あなどれない相手だ。

　戦力差は明らかで、バルサの優位は揺るぎないのだが、何が起こるか分からないのがこの大会の魅力であり怖さでもある。　現にミランとローマが既に食われている。そのうえ、選手の疲労度は開幕したばかりのウクライナ・リーグとは違うし、モチベーションや極寒のアウェーゲームというのもシャフタルに有利に働くだろう。

　バルサは横綱だが、「勝って当然」と思われている事ほど嫌なことはない。

　バルセロナが準決勝に勝ち上がった場合、対戦相手となるのが、「レアル・マドリー×トッテナム」の勝者だ。

　準決勝で”エル・クラシコ”実現となると、マドリーが最後にビッグイヤーを掲げた０１０２シーズン以来となるが（当時はトータルスコア３ー１でマドリーが決勝進出）、その前に嫌な相手を引いてしまったのではないか。

　トッテナムは１回戦でミランを倒し勢いに乗っている。次なる大物食いを狙っていることは言うまでも無いだろう。プレミアリーグで現在５位だが、来シーズンのCL出場権を得られる４位を射程圏にとらえているし、その牽引車となっているのは、ここまで１０得点と、チームのトップスコアラーのオランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトだ。

　かつてレアル・マドリーに所属していたものの、半ば「干された」形になったファン・デル・ファールト。　しかし、今やスパーズで水を得た魚のように生き生きとしたプレーを見せており、本人も自分を「追い出した」クラブとの対戦に並々ならぬモチベーションを持っているに違いない。因縁の古巣相手にどういったプレーを見せるのか、非常に楽しみだ。

＜筆者紹介＞

中島雅淑　1983年　9月5日生まれ

19931996　地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。　当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998　中学校のサッカー部に所属。　

1999-　高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。　また、高校２年時にはアジアカップ２０００が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。　

2002-　大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003-　大学中退して大阪へ　専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005　3月　インターンシップで第８７回センバツ高校野球のスポニチの取材補助を経験。

2006-　仕事の関係で東京へ　プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007-　地元岐阜に帰還。　FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010-　テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

＜エピソード＞

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場のグランパス戦へ、　せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している２７歳の男。

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