【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

【連載】海を越えたピッチからの便り008

野口氏&トータルフットボールアジアは、中国でサッカーを通じた社会貢献活動を行っています!

詳細はこちらから

BEE FOOTBALL SPIRITも支援する【COPAスーパーシティー】1stが閉幕!

BEE FOOTBALL SPIRITはトータル・フットボール・アジアを応援します!

前回のあらすじはこちらから

少し道に迷ったため、グラウンドに到着したときには、すでに練習は始まっていた。団地の建物に囲まれた、公式のサッカーグラウンドが一面あるだけのグラウンド。そこを四面にくぎって、年代別に練習が行われている。下はU-8(アンダーエイト)から、上はU-12までだ。

私はグラウンドの隅を通り抜けて観覧席に腰を下ろした。ちょうど目の前にグラウンドで野口が指導を行っている。四面のグラウンドにはそれぞれにコーチがついていて、その年代に合わせたトレーニングを行っている。

私は野口の言動に注目した。

昨日のインタビューでは真剣な顔でサッカーについて、日本について、文化について、情報化社会について、とにかく様々な話しをした。その男が、子供たちの前ではどのような態度でコーチングしているのだろう。

野口は自然体で指導していた。いや、むしろ無邪気といったほうがいいかもしれない。それはもちろん、野口が子供目線で、子供のところまで降りていって指導をしているからだが、野口そのものもサッカーの練習が好きで、ボールを蹴るのが好きなのだ。見るものにそう感じさせる姿が野口にはあった。

続く

presented by BEE Football Spirit

小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り

第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回 第七回