岡田ジャパン16強入りの徹底分析
野口のブログに松原良香氏が登場!
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16強入りの原因はなんなのか。当ブログ・コラムニストの小松英之氏に聞いた。
1、直前のチーム変更
まずは、スイス合宿に入ってからのチーム構成の変更。これが結果的に非常に良かったですね。特に、阿部(浦和)のアンカー。これが日本のDFに絶対的な安定感をもたらしました。GLを3試合戦って2失点。しかも、デンマーク戦はPKですから、実質はオランダのシュナイデルのゴール。あれも、川島の手に当たっています。つまり、完全に崩されてきれいに決められたということはないんですね。カメルーン、オランダ、デンマークと戦ってこの結果はとても評価できます。
なにより、予選で貢献した選手でも、調子の上がらない者は控えに回すという岡田監督の英断、そしてそれに応えた選手。それが大きいです。
2、本田の存在
まさに救世主ですね。W杯に合わすように急成長してきました。慣れないFWもきちんと自分の役割を理解して、徹しています。その姿も感動的です。そして、カメルーン戦での貴重なゴール。世界レベルのフリーキック。オランダ相手でもキープできる能力、フィジカル。もういまや日本代表は半分は本田のチームですね。彼がいなければ、今のような戦い方はできません。
3、団結
06年大会に絶対的に欠けていて、今大会にあるもの。それが団結です。試合前の国歌斉唱でみんなで肩を組むのは、選手から監督に打診しています。こういった自発能動的な団結ができるチームは、やはりいざというとき強いですね。そういうチームを作り上げた岡田監督の手腕もあるだろうし、選手の謙虚さもあると思います。もっとも06年大会を反省して団結が高まったのなら、前回大会も少しは役に立っている…??のかな。
パラグアイ戦について
パラグアイはとにかく1対1では日本は分が悪い。組織で守ることが大事です。できるだけ1対1を作らない。抜かれてもすぐにカバーする。かなりの走力が求められる試合です。疲れをきちんととって、これまでと同じメンバーで臨むでしょうから、今のチームなら勝てるという確信をもって、勝利して欲しいと思います。
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小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り
第一回
第二回
第三回
第四回