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【小松英之試合レビュー】スペイン01スイス(グループH)

小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り

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【小松英之による試合レビュー】

2010年6月16日 グループH スペイン01スイス

今大会の大番狂わせといえば、日本対カメルーン、そして韓国対ギリシャなどが挙げられる。そして、それに勝るとも劣らない番狂わせが起きた。それがこの試合だ。

この試合は、スペインという今大会優勝候補ナンバーワンを倒したということで大きな意義がある。スイスは弱くない。だから弱者が勝者に勝つというよりも、優勝候補ナンバーワンが破れた、という衝撃において、大番狂わせだといえるだろう。

スイスのゴールが決まったのは一瞬だった。ゴールキックから一気にスペインゴールへ。守って守って守ったあげくの、わずかな隙を突いた見事なゴールだった。

しかも、一点を追うスペインの攻撃はさらに激しさを増す。それをやはりしのぎきってのスイスの勝利であった。

スペインは過去、何度も期待されながら大きな大会で期待はずれな結果を残してきた。08年ユーロの優勝で、今回のW杯の優勝候補と目されるが、この敗戦が響かないように、立て直して欲しい。

なぜなら、短いパスをつないでフィニッシュに至るあの美しいサッカーは、スイス戦でも健在だったのだから。

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筆者紹介:小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。中国語教師。龍飛中国語会話スクール名誉講師。サッカー専門サイト「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。その他チェルシーマンチェスターC、ユベントスなどの観戦経験あり。

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海シンハや武漢光谷といったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。

08年 Cリーグ武漢光谷のスポンサー募集窓口担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

山東魯能でコーチを務める張海濤コーチとは家にも行ったことがあるほどの仲。張コーチは08年、ドイツのケルンFCにてコーチ留学を終えて帰国した。ドイツでのコーチ留学の状況を聞けるなど、貴重な交流を重ねている。