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【小松英之試合レビュー】アルジェリア01スロベニア(グループC)

小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り

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【小松英之による試合レビュー】

2010年6月13日 グループC アルジェリア01スロベニア

今回のW杯の中で、この試合の注目度は決して高くはないだろう。ともに知名度の低い国だし、突出したスタープレーヤーもいない。現に、私の友人が電話してきて「スロベニアってどこにあるの?」と質問してきたくらいだ。

しかし、そんなカードでも、ある人物の来場によって注目を浴びることとなった。元フランス代表のジダンである。ジダンアルジェリアからの移民であることは有名だ。2006年W杯決勝でのかの「頭突き事件」も、イタリアのマテラッツィが差別発言をしたとされているが、それも移民の子であるという背景が発言の原因になっているらしい。

ともあれ、この試合の会場にはジダンが姿を見せた。そしてアルジェリアがアフリカの国であるということで、空席が目立つ今回のW杯の中でも、会場はかなり埋まっていた。

そんなスーパースターの来場と地元の利を受けて戦ったアルジェリアであったが、結果は残念ながら01で敗れた。

決勝ゴールとなったスロベニア主将コレンのゴールは、決して難しいシュートではなかった。アルジェリアGKのシャウシの動き出しにも問題があったように見えたが、私は昨日に引き続き、またあることを思い出していた…そう、ジャブラニ問題である。

選手たちが普段やりなれているボールとは違う動きをするのではないだろうか?だから、イングランドのグリーンに続いて、凡ミスとも言えるこのような失策から、ゴールが生まれるのではないか?

もちろん、そんなことをいっても始まらないし、この条件で戦っているのは相手も同じなのだが、なにかと言い訳を持ち出して弁護したくさせるようなアルジェリア代表なのであった。

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筆者紹介:小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。中国語教師。龍飛中国語会話スクール名誉講師。サッカー専門サイト「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。その他チェルシーマンチェスターC、ユベントスなどの観戦経験あり。

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海シンハや武漢光谷といったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。

08年 Cリーグ武漢光谷のスポンサー募集窓口担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

山東魯能でコーチを務める張海濤コーチとは家にも行ったことがあるほどの仲。張コーチは08年、ドイツのケルンFCにてコーチ留学を終えて帰国した。ドイツでのコーチ留学の状況を聞けるなど、貴重な交流を重ねている。