日本代表はエトォ発端の内紛につけいれ
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トータル・フットボール・アジア代表【野口大輔】のブログ
勝負の世界は厳しい。
決められたルールの中で最大限にいろんな手法を使う。
たとえルール違反でも、審判が見ていなければ問題ないという、ずるい考えを持つ者さえいる。
世界には実に巧妙なチームがたくさんある。フェアープレーと汚さのぎりぎりの境界線。それは強豪だろうが弱者だろうがやってくる。勝つためにぎりぎりの手段を選ぶ。
日本人は世界大会での勝負強さに欠けるが、その理由のひとつはこのあたりの巧妙さに翻弄されるからだ。相手がやってくるけど、自分たちはあくまで自分流を貫く。相手に挑発されないために、それは大事だ。
しかし、それだけでは勝てないのも事実だ。イタリア代表はオーバーリアクションで倒れる練習をする。アルゼンチンは相手選手の足を踏みつけても「なぜそんなことをした!」と叱らない。
カメルーンは今、エトォ問題でもめている。これはチャンスだ。相手の弱みに付け入って混乱させるべきだ。「相手がどうかじゃない。自分たちが…」で勝てるのなら問題ない。しかし、それは王者のセリフだ。
フェアプレーをするなということではない。
フェアプレーは絶対だ。しかし、そこにもう少し巧妙さを持つべきだ。相手の弱みに乗じて勝つことは、勝負の世界の厳しさであるとして理解すべきだ。
なぜなら、相手は常にこちらの弱点をついて勝利を得ようとしてくるのだから。
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