イングランド戦で見えた日本代表勝利の形
先日のイングランド戦。日本は12で負けてしまったが、しかしあの試合で日本代表の勝利の形が見えてきた。
【攻撃】
やはりセットプレーだ。キッカーとセンターバックのふたりが頼りになる。世界の強豪を相手に、流れの中から点を取るのは難しい。セットプレーならイングランドからも点が取れることを証明した意義は大きい。
直接フリーキックでは俊輔、本田、遠藤がいるし、コーナーキックや間接フリーキックでは中澤&闘莉王がいる。得点源はセットプレーだ。
【守備】
浦和の阿部がアンカーに入ったが、これがよく機能した。守備が安定した。アンカーとはセンターバックとボランチの間に入るポジションだ。今年2月の東アジア大会では稲本が入って、これも非常に機能した。W杯本番で阿部を使うのか、稲本を使うのか、岡田監督の起用法に注目したい。1対1でボールを奪取するのは稲本のほうが上だろう。全体のバランスを取りながら相手のスペースを消すのは阿部のほうが上だろう。
次の6月4日コートジボワール戦がW杯本番前の最後の壮行試合となる。俊輔も内田も復帰するだろう。どんな布陣で何を試すのか、注目したい。