「戦術は50%でいい」大久保発言を考える
「戦術なんて50パーセントでいい。あとは自分の良さをいかに出すか。それがなければつまらないでしょ」
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本田のビッグマウスが紙面を賑わせている。しかし、この人のほうが破天荒な選手である。それが大久保だ。
切れやすい性格から「冷静さに欠ける」といった評価を受けることもあるが、本来、ストライカーというのは切れやすいくらいに「本能的」であるほうがいい。
冒頭の発言は戦術をしっかりと遂行しようとするあまり、個人のアイデアや強引さに欠ける現在の代表に対する感想だろう。
W杯予選では試合中に接触プレーで切れて、相手選手を踏みつけて退場したこともあった大久保。そのときは岡田監督から「ぼけ」と怒られたが、最終的に指揮官はやはり大久保を23人入りさせた。そしてその理由を「彼の野性味に期待」と語った。
アフリカの選手に見られるように、本能的に、野生的にボールを追いまわし、ひたすらゴール目指してプレーする選手。大久保にはそんな持ち味を代表内で発揮して欲しい。
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