「オシムジャパン復活」へのシナリオを考えてみた
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明日、オシム氏が来日する。今回の来日は、病院での検査とアドバイザー活動が目的だという。
リハビリも順調で、すでに復帰の目処がついてきたオシム氏には現在、Jリーグの札幌が息子のアマル氏と共に監督として招きたいという意向を示している。
またオシム氏本人も日本での仕事を希望しているという。日本で受け入れ先があり、本人もその気なら恐らくまた日本にやってきてくれるであろう。問題はオシム氏の奥さんが体調を心配して日本での仕事に反対しているということくらいか。
しかし、ここでなんと「オシム氏日本代表監督へのシナリオ」なるものが浮上している。
なんでも、W杯アジア最終予選の次節カタール戦で岡田ジャパンが負けるようなことがあれば岡田監督の進退問題になるというもの。そして、岡田監督の後をついで監督に就任するのがオシム氏ではないか、というものらしい。
つまり、「オシムジャパンの復活」である。
しかし、オシム氏がそのときにJのどこかのクラブ監督を務めていたらそれもかなわない。ドイツW杯後のジェフ千葉と同じ轍を踏んではいけない。そういう意味では、オシム氏がJクラブの監督を受けるのかどうかがひとつのポイントになる。Jクラブから魅力的なオファーがあったとして、それをずっと保留しているような状態が続いたら、ひょっとしたら水面下で日本協会が「オシムジャパン復活」を画策しているのかも…もちろんこれは憶測の範囲を出ないが。
日本代表の次節は11月19日。vsカタール。
強力な攻撃陣をもつカタールと中東アウェイでの戦い。もちろん楽な試合ではない。実際、引き分けでもよしとしたいところだが、先日ホームでウズベキスタンに痛いドローを演じてしまったため、カタール戦は引き分けでも岡田監督は責任を問われよう。
さて。
考えたくもないが、11月19日の試合で日本がカタールに敗れたと仮定してみよう。その場合、カタールは勝ち点を現在の「4」から「7」へ伸ばす。日本は現在の勝ち点のまま「4」。グループ最大のライバル・オーストラリアは次節、アウェイでバーレーン戦だが、引き分けでも勝ち点「7」。勝てば勝ち点を「9」にまで伸ばす。カタールは日本とオーストラリアより試合数が1試合多いとはいえ、日本は負ければ当然、W杯本大会出場条件である「グループ2位以内」は難しくなる。
こうなると、岡田監督の解任問題が噴出するのは明らかである。岡田監督は当然「協会が決めること」と言うだろう。そして…オシム監督復帰か!?という憶測報道が流れることは必至である。
もちろん、これは次節カタール戦で負けた場合を想定しており、勝てば岡田監督を解任する理由はなくなる。引き分けでも、アウェイということを考えれば解任までいくかどうか。
オシムジャパンを再び見たいという気持ちもある一方で、監督が変わるということは当然、チームの戦績が悪いということでもある。そうなれば、W杯本大会出場だって危うい。まさに諸刃の剣だ。
こうなったらいっそう、岡田監督には最終予選を勝ち抜いてもらい、本大会に臨むに当たって「世界で戦える日本を作る」ということでオシム監督を復活させては…
想像は膨らむばかりである。
筆者紹介:
小松英之(こまつひでゆき)。静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。中国のプロサッカーリーグであるCリーグの観戦多数。
また、中国女子サッカー代表の監督を務め、現在Cリーグの強豪・山東魯能でコーチを務める張海濤コーチとは、家にも行ったことがあるほどの仲。同コーチは今年、ドイツのケルンFCにてコーチ留学を終えて帰国した。ドイツでのコーチ留学の状況を聞けるなど、貴重な交流を重ねている。
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